アメリカ人が抱くアルカイダへの思いと日本人のそれとは大きな開きがあると思う。日本人がこの映画を見て感じることとアメリカ人が感じるものとは違うと思うが、ラストは感慨深いものがある。
ハートロッカーもそうだが緊張感が半端ない。中東での緊迫感というものがビシビシ伝わってくる。繰り返されるテロ、自分の身も危ない状況でストレスは相当なものだったのではないか。
この映画の前半は拷問シーンが多く見るに堪えない。今まであまり思った事は無かったが、拷問する方のストレスも大変な物なんだなって、この映画を見て思った。
ジェシカチャステインという女優さん、「女神の見えざる手」の時もそうだけど非常にシャープな役が合っている。とても印象的。 マヤの男前すぎる行動には拍手を送りたい。
そしてもう一人、男前の作品を作る、キャスリンビグロー。ハートロッカー、デトロイト等タイトな作品をしっかりと仕上げる素晴らしい監督だと思う。