ソイレントグリーン2022

ゼロ・ダーク・サーティのソイレントグリーン2022のレビュー・感想・評価

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)
3.8
アメリカ同時多発テロ 2001年9月11日
オサマ・ビン・ラディン 死亡 2011年5月2日

オサマ・ビン・ラディン殺害に至るCIAによる10年間の捜索と、特殊部隊によるその作戦の実行を描いた映画。

巨額の予算をつぎ込みながらも一向にビンラディンの行方を掴めずにいたCIA。そんな手詰まり感の漂う追跡チームに、情報収集と分析能力を買われた20代の女性分析官 マヤが抜擢されるという流れ。

前半は ちょっと退屈です。何故ならば これと言って進展無し。アメリカ国内でも批判があったらしい旧態依然とした拷問による聴取の実態。

一度、ある作戦が失敗するも 、有力情報を元にビンラディンの捜索が大きく動き出す。

カナリヤ達と呼ばれるネイビーシールズ達の奇襲作戦は 手に汗握るシーンで臨場感がありました。

殺害から遺体確保、資料回収などフィクションもあるのでしょうが、具体的でよく分かりやすかったです。

女性分析官マヤの手腕として描写されていますが、重要情報をもたらした女性局員やビンラディンの居所を実際突き止めた駐在員などスタッフ一丸となっての功績でしょう。

日本もそうですが、アメリカも上司、そしてその上司の上司達は ホント偉そうで腹たつのり。

その点、トップ中のトップCIA長官は偉そうだったけど ちょっと見る目がある有能な人だった。だって一介の局員でしかないマヤのランチに「相席いいかな?」って自分から寄り添って行って マヤの事を自分の目で確認しに行ったのだから。

ビン・ラディン本人かどうか60%の確率でも作戦決行を下した長官の功績でもあります。