ファスビンダー監督作品7作品目…。
愛と隷属の関係を完璧なまでに描いたサイコメロドラマ…。
主人公は31歳未婚、図書館に勤めるマルタ…。優しい父親はローマ旅行の際、突然の心臓発作で急死…それ以来母親に支配され、恋愛もままならず…。
しかし、ローマ旅行の際、"運命の男性"ヘルムートと出会い…再会…そして結婚へと…プロポーズシーンは斬新…。
本題はここから…
マルタの結婚は安寧を約束されたものではなく、地獄の始まりだったのです…。
"運命の男性"の正体は所謂モラハラ男、且つ束縛男…そして吸血鬼的性癖(?!)の持ち主…マルタを自分の思い通りの妻へと"調教"していきます…怖いっს
髪型を笑われ、自分の好みの本と音楽を強要し、好きな司書の仕事を奪われ、電話線を外され、外出禁止を下され…そして、彼女が可愛がっていた猫のブラッキーを…(猫ちゃん好きの方は要注意⚠︎!!)
ある日、ヘルムートの殺意を感じたマルタは図書館の同僚カイザーに助けを求めますが……。
ミヒャエル・バルハウスの鏡の映像が冴えまくり…マルタの内面を見事に映し出します…。
そしてデフォルメされた極端な演技も癖になる格好良さ…。
ブルッフの美しく優しい曲 ♪ が物悲しく響きマルタの心情を擦ります…。
愛とは一体……??
エンドロールも格好いい…。
✎︎ YouTube (独語音声、英語字幕)ですෆ*