ねこ

ローラのねこのレビュー・感想・評価

ローラ(1981年製作の映画)
3.7
ファスビンダー版『嘆きの天使』
女はあっけらかんと強かになり、男は卵をぶつけられることもない
より不道徳に、より曖昧になった世界で人は、世間も自分も誤魔化しながら生きるのだ
無秩序という秩序の一員になることを選んだ男の言う、色の無い“幸せ”
正義も理想もすっかり汚れてしまったが、たぶんここに堕落という言葉は存在していない
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