ビレッジ

クロッシング・デイのビレッジのレビュー・感想・評価

クロッシング・デイ(2008年製作の映画)
3.3
妙にリアルだなと思ったら監督さんの半生でしたか。心情を台詞ではなく役者の表情で見せる場面が多く、上手い役者じゃないと出来ないシーンだなぁと感心してしまう。
マークラファロもイーサンホークもこういう役も上手くて感情がダイレクトに伝わってくるからやってることは悪い奴なのに何故か憎めない。だってずっと後悔してるんだもん。でも抜け出せない。

生まれも育ちも底辺で仕事や生き方も犯罪でしか学んでこなかったらどうあがいても行き着く先は刑務所で、まともな生き方なんか出来ないよなと思う。
ずっとお金に追われて生きてきて、真面目に働こうとしても滞納がのしかかってくる。結局思いつくことは犯罪しかない。
どうしようもないですよね。
社会人になって思うけども、結構いい年したおっさんでも明日生きるお金がなくてせびってくる人って多いんですよ。
毎回毎回一万貸してくれとかね。
抜け出せないんでしょうね。
そして夢見る一攫千金。そしてまた失敗して落ちていく。

この監督さんは真面目に生きていこうとして今に至ったからよかったけど、まだまだ人間社会は問題だらけですよね。
ビレッジ

ビレッジ