治安の悪いサウスボストンで育ったブライアン・グッドマン監督の自叙伝を映像化した犯罪ドラマ作品。
生活環境の重要性を感じる事ができます。悪事が身近に存在し、幼少時から小さな犯罪を繰り返し、日常で当たり前になると犯罪が自然な行為だと自覚してしまう…、そんな生き方をする大人になってしまう。
痛々しくも心地良く感じるのは、ブライアンやポーリーの良い面が時折見えるからだろう。妻のステイシーも子供達の事を考えると、離婚は出来ずいつか改心してまともな事をするというブライアンの言葉をどこかで信じているのだと思う。
長男から言われた『息子が求めている父親像』
これを聞かされてどう思うかが今後の人生を左右する上でとても重要だと感じる。自らの人生を活かすも殺すも自分次第。
マーク・ラファロとイーサン・ホークの演技がとても自然で馴染みやすいです。
男達の絆や憤りを魅せられた驚愕の物語でした。