このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿じゃなかったら許されてないのではないか、と思うくらいに、震災が起きてから菜穂子と再会するまでの一時間は何も起きない。ただ、そこからが面白いので挽回する映画。ベランダに飛行機を飛ばしたり、図面を描きながら手を握ってもらったりといった、二人の恋の描写はとても秀逸だったし、終わり方も良かった。でも途中の一時間、本当に退屈なんだよなあ……ということを思い出してしまう、後半だって、別にそこを払拭できるくらいに面白いわけでもない、という総合点から3.0くらいかなぁと思った。映像と音楽が美しいのでちょっとおまけした点数という感じ。
