宮崎監督ワールドの象徴的作品。
0戦開発者のストーリーを、恋愛ドラマに近づけて、戦争賛美に極力しない方向性。
関東大震災をアニメ表現したシーンは、阪神大震災を経験した者として、独特の感情が。
テーマソングの「ひこうき雲」は、私が中学の頃に荒井由美を初めて知った曲で、ユーミンの私の中では代表曲でした。
この作品のテーマソングになったと聞いた時に、元々違うイメージの曲を「何で?」って思って、拒絶感すら覚えました。
けど、作品を観て納得出来ました。
この作品、公開前にマスコミが「煙草を吸う」シーンが多くて、問題だと話題になりましたけど。
そんな事にも絡んで来るマスコミって、どうなんだろう?って。
宮崎監督が、世界が戦時的に怪しい時代に、どうしても世に出したい作品だったので、賛否両論はあってもいいんじゃないかと。
ファンタジーとして、良かった作品でしたが、少し物足りなさが残りました‼