「風立ちぬ 声優 棒読み」で検索
まあ気になるよね
今はまだその時ではない
公開当時、そんな気がしてずっと観ていなかったこの作品。かなり前に録画したままほったらかしていたけれど、特にこれといった訳もなくふと目に止まる。そんな時ってありますよね。そんな時はだいたいその時ってことなのかもしれない。
夢にカタチを与える仕事
そういう夢
時代の風が吹く
地獄のように赤くて黒い風と、草原を駆け抜けるように雄々しくて清々しい蒼の風
空への憧れと二郎と菜穂子、二人の出会い、二人の恋、そして愛。こんなん泣くわ。
(´;ω;`)
「もちろん100年だって待ちます」
「風があなたを運んできてくれた時から」
「私たちには時間がありません」
総てを呑み込んで祝いの仲人を買って出るその心意気
かっこいい。かっこいいとは、こういうことなんですね監督…
(´;ω;`)
「僕らはいま、一日一日をとても大切に生きているんだよ」
(´;ω;`)
染みる。言葉が染みる。死んだように生きている人もいれば、愛がその手からこぼれ落ちないようにそっと優しく抱きしめて生きている人もいる。
「生きているって素敵ですね」
(TДT)
それは儚いひとひらの夢、あるいは幻想。人生というタイトルの夢を見ているような映画でした。
夢の水旅先案内人カプローニ伯爵よりも誰よりも、この作品の中でひときわ異彩を放つ男がいました。虹彩も煌めくほどの悪魔的存在感。ベジタリアン・カストルプの醸し出す時代の息吹きは、この物語に深くて冷たい霧のような影を差していました。魔の山から吹き降りてくる匂い立つほどの死。元ディズニーにしてジブリの海外事業部取締役部長『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』を世界に売り込んだ男、アルパートさんの吹替えは、味わいありましたよ。