世界にひとつのプレイブックのprddのレビュー・感想・評価

劇場で見てからしばらくして再見。
アメリカの中産階級より下の社会の話なんだよね。登場する人全て、何かしら欠陥がある。だから、心の病を抱えて奇行を繰り返す二人にもどこか優しい。そのコミュニティの中でちょっとだけセレブ気取りな、ヴェロニカとニッキーの無様さゆえ、余計ティファニーが魅力的にうつる。
仕事も家もない中年も、アバズレ未亡人も、前科者のブラックも、ノミ屋の老人も、受け止めてくれる優しいコミュニティ、もしかしたらこれこそ理想のアメリカなのかもなぁ。