このレビューはネタバレを含みます
めっちゃ面白かった!『ホラー映画で殺されない方法』という本を読んだ直後でこれはナイスコンボ。
ホラー映画あるある「若者5人が(淫乱・戦士・学者・愚者・処女と相場は決まっている。生き残るのは処女)」「地元のガソリンスタンド店員の忠告を無視して」「森奥のキャビン」へ行くテンプレ満載。「ラテン語を読み上げたらホラーの仕掛け発動」。
それらをリアリティー番組として管理する”制作陣”の姿が映る。ここで地中の装置からゾンビ登場、ここでトンネルが崩れる、最初にオッパイ披露した直後の淫乱が殺される、などなどシナリオ通りに制作陣がホラー映画出演者を殺していくのです。(日本がホラー映画界で一目置かれている?!って話がまたウケる)
そしてこの映画のシュールな一大ポイントは、出演者で生き残った愚者と処女が、そのシステムに気づいてしまうこと。ラストはもう少し丁寧に描いて欲しかったですがね。