牛丼狂

シュガーマン 奇跡に愛された男の牛丼狂のレビュー・感想・評価

3.0
アメリカではまったく売れなかったミュージシャンのロドリゲスが、じつは南アフリカでは反アパルトヘイトの象徴として爆発的な人気があった。
というのを、関係者各位のインタビューや資料、アニメーションやインサートショットを挟みつつ、謎が解明されていくさまを追体験するかのように構成している。
はじめはストーンズ以上、ビートルズと並ぶくらい人気があったという話を聞いて大げさだろうと思わず笑っていた。しかし会場を埋めつくす観客(を撮った娘やメディアの映像)や、当人の楽曲、人間性を見るにホンモノだと思うようになっていた。
時をこえているべき場所を見つけても、ふたたびデトロイトでもとの生活に戻り肉体労働する生き様にはしみじみと考えさせられた。
久々に、万人が楽しめるようなドキュメンタリー映画を見ました。
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