ほのか

偽りなき者のほのかのレビュー・感想・評価

偽りなき者(2012年製作の映画)
3.9
マッツの出演作の中でもかなり評価が高い1本。マッツならみとかな!って思ってたんやけど、ようやくhulu入った!うれしい〜!
全然あらすじみてなかったので初めの方は、北欧の至宝が子どもにわちゃわちゃにされてるの、すごい…さいこう…最高の画…って悶えてた。さいあくの伏線でしたがね………。




「子どもだからってしていいこととしたらあかんことがある」ってのはとても真っ当な言葉だけど、その線引きって本当に難しいんだなあ。許せないことだけど、許さなければ誰も前に進めないなんてそんな地獄………辛すぎる……
ポスターの煽りにある「少女はなぜ嘘をついたのか?」に答えるとするならば、「受け取ってくれなくて嫌な気持ちになったから」。相手の気持ちと立場を考えるとか、ルーカスがこの距離を保つ理由だとか、そういうのを言う前に理解しろというのはまだクララには難しい。クララに対してこうすればよかったああすればよかったってこともあるけど、でもそれはこの起きてしまったことに対してでしかなくて、子供の予期せぬ言動に対して全部対策を講じられるわけじゃない。
じゃあやっぱり変えていくのは大人だ。
ただやっぱり子どもを守らなければと思う気持ちを捨てるわけにはいかないのも大人でありまして。
この集団でひとりの人間を潰す前にどう在るべきだったのかって考えてたけど、「決めつけない」「自分で制裁を与えようとしない」「自分でどうにかしようとしない」なんかなあ。あ〜〜〜絶対間違えてるのに答えがないのがほんまにほんまに辛いな。子どもが最初から最後まで信じてくれてたの、奇跡やった。ありがたい。やけど終わり…ウッ…アーーーー……ってなってウウウ…ってなってました。いつまでも燻ってる…。


あ、犬はSKINと同じようになりますのでご注意ください!!!!おいぬ〜〜〜〜〜……