このレビューはネタバレを含みます
北欧の至宝を守りたい。
犬が亡くなったところでいよいよ頭を抱えた。
ハッピーエンドかと思い安心していたら、ラストでもう一度頭を抱えた。
マッツの演技を全身で浴びたい方にオススメ。
余韻(鬱)を引きずるタイプの映画。
•ファニー(愛犬)がルーカスと一緒にいなかった時、アグネス(クララの母)はクララの目を見ず、そっけない態度をとったため、何かしらの関係があると思われる。
•最後にルーカスの頭を狙って撃った人物は細身だった。クララの兄、または一方的にルーカスに対して嫌悪感を持った者、そして実際に性的虐待があった場合、その犯人である可能性がある。
•全体的に音楽が少なく、仲間で飲み交わすシーンの〝歌〟や、クリスマスイブの教会シーンの〝歌〟が印象的に感じられる。
•教会に行く前にルーカスが洗面所でメガネのレンズを外した理由については、スーパーマーケットで殴られた際に割れた、もしくは視界を悪くした状態で、より精神が不安定であることを表現していると思った。
•クララの言葉を信じ、守るために動いていたはずのアグネスが、〝事実は変わらない。クララは被害を受けた。〟という概念にとらわれて、クララの言葉を信じることが出来なくなっている。
作品はとっても面白かったです!