芹沢由紀子

偽りなき者の芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

偽りなき者(2012年製作の映画)
4.5
これはね、本当に怖い映画でした。
真実をどうやっても証明できず、人の正義感によりゆがめられていく「真実」がとんでもない苦しみを生み出してゆく。
男性、女性、母親、子供に携わる職業、みんなに関係のある問題。
主人公のマッツ・ミケルセンが知性溢れるイケメンだったので、殺されずに済んだかもしれなくて、普通の禿げ散らかしたオッサンなら間違いなく集団リンチの末殺されてたよね、現代の魔女狩り。
一番悪いのは誰だとかいう議論ではなくて、どこの誰にでも起こりうるじけんだというところが恐ろしい!
そこら辺の秀逸なホラーよりもこっちのほうが怖かった。
芹沢由紀子

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