ryuco

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)のryucoのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2017/05/07
@ネット
一人で

前半からコナンの観察力・洞察力が冴え渡る作品である。
さらにそれを裏付ける博識ぶりには感服した(この作品に対してこんなことをいうのはナンセンスだが)

前半は謎の難破船、不審な女性自衛官、明らかにおかしい親子、死亡理由のわからない一等海尉など、様々な状況がスイッチしながら展開していき、
ジェットコースタームービーのように面白くワクワクしていた。

が、後半、女性自衛官の正体が明らかになってからは、その他のこともトントン拍子に明らかになっていき、完全に冷めてしまった。
しかもそこには大した意味もなく、大きな裏切り展開もなかった。

ラストは海に落ちてしまった蘭の捜索という、今までの話は何だったのかと思わせるオチであまり納得が行かない(確かにスパイとの格闘の末落ちたのは事実であるが)。

蘭発見の際の理由付け(電波時計と金ピカ名刺)も、待ってました感が否めなかった。
それも踏まえて、本作は大人が見るには半分退屈してしまう内容となっていた。
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