ペイン

ジャッキー・コーガンのペインのレビュー・感想・評価

ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)
4.3
S・クレイグ・ザラーのお気に入り。

『悪の法則』『ジェシー・ジェームズの暗殺』に連なる“汚れブラピ”を堪能できる逸品。フィルマでの多くのつまらない長いと言った感想もわからんでもないが、70年代犯罪小説原作モノならではの良い意味での鈍重さ、豊かさに満ちた1本。画作りも本当に気が効いていてGOOD。

こういう作品に自身が製作・主演を買って出るブラッド・ピットの映画人としての意識の高さにも惚れる。

「アメリカは国家じゃない、ビジネスだ」というセリフにあるように、アメリカには共同体など存在せず、あるのは個vs.個の競争だけだということを痛烈に批判している。
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