とみぽた

図書館戦争のとみぽたのレビュー・感想・評価

図書館戦争(2013年製作の映画)
4.3
表現の自由、図書館の自由を守る側と検閲を正義とする側が武力を持った世界線の話。
中学生の時に原作を読んで映画化してることを知って観て、久々に観返したらもう10年前の作品だった。

自分が本好きだからか主人公に容易く感情移入できた。好きな物を守ってもらったら私も守れる人になりたいって憧れたし、図書委員会に入って「図書隊」にいる妄想もしたし。

今観ても、ネットで言葉をぶつける人とか、どこまで言葉を選んで発信するとか、政治への無関心とか、通じる所があると思った。
最近は特にプライバシーの侵害と表現・報道の自由のせめぎ合いを見かける。SNSの普及で誰でも簡単に世界に発信できる環境にあり、映画で活躍していたマスコミの形も変わったと感じた。
今検閲しようものならあっという間に拡散されて叩かれて、そもそも「メディア良化法」も可決されなくて…現実とフィクションは別で考えなきゃ。

映画に出てくる図書館がどこも素敵でロケ地巡りたい。
岡田准一さんは武器なしのアクションがめちゃくちゃかっこよかった。堂上教官熱くて不器用で、結局郁ちゃんを助けずにいられないのとても良い。あと2人は序盤のドロップキックのシーン最高。終盤はニヤニヤしっぱなしだった。
田中圭さんの小牧教官がやばい。笑顔の殺傷能力高い。
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