ユカートマン

ウィ・アンド・アイのユカートマンのレビュー・感想・評価

ウィ・アンド・アイ(2012年製作の映画)
3.5
春学期最後の日の下校中のバスの中の実験的な密室会話劇。電車の中で昼過ぎに乗ってくる下校途中の猿のようにうるさい中高生(特に男子)を見るとイライラしますが、そいつらが主役。友達グループに属してイキってるやつも一個人としては繊細だよねって話。
リアリズムに徹していて、ファンタジックかつDIY感あふれるゴンドリー節にかける珍作。しかも舞台がブロンクスで登場人物たちがおそらく貧困層の有色人種の高校生。回想シーンで手持ちカメラになるのが面白い。にしても最後の二人、100分近くバスに乗ってたけど通学時間クソ長いな。これ監督の体験をベースにしてるみたいだけど、いじめっ子側かいじめられっ子側か気になった。こんな青春地獄すぎる。
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