このレビューはネタバレを含みます
タイトルの「そして父になる」の通り、父親は実際に腹を痛めて子供を産むわけではないから、時間をかけて徐々に父親になっていくんだと感じた。
どちらの家族の方針、考え方も正しい訳でもなく間違っている訳でもないとは思った。
斉木家のように子供と向き合う時間を確保することや、のびのびと自由に育ていくことは良いことだろう。一方で、野々宮家のようにお金持ちであることや厳しい躾や規制をすることも必要だろう。血筋が大事だというのもわかるし、さらには子どもの気持ちも考えなくてはならない。
この両家族はそういったことをこれからじっくり考えて、色々なことを決断ししていくのだろうと思った。