Screen7

ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボのScreen7のレビュー・感想・評価

3.8
サイモン・ペッグじゃなかったら観なかったけど、元気を貰えるしじわじわとパワーが漲るし良いビタミン剤みたいな映画だった〜!この題名だとてっきりダイエット奮闘物語と思っていたのですが、この映画はサイモンが演じる主人公のダメ男の精神力と忍耐力の成長ストーリーです。まぁ結局サイモン・ペッグの可愛さに全て持ってかれるけど。笑

楽な道を選ぶのも嫌なことから逃げるのも簡単だけど、それでは何も変わらない。マラソンというのはあくまで例えだったんだなって思いました。私は自分に甘い人間で"キツイ"と思うレベルも人より低い方だと思うので、今作を観て"壁"を目の前にしてもそこから逃げないで乗り越えなきゃなって少し喝を入れられたかも。

家賃払ってないのにマラソンの応援してくれる管理人も彼の娘も"走らないと追い出す"と脅しながらも背中を押してくれる。全財産をかけるくらいデニスを信じる親友。ライバル(と言っていいのか分からないくらいハイスペック男)の存在も大きいですよね。そして、愛する女性のリビーと息子のジェイクが一番の大きな原動力。ロンドン中の人々が見守る終盤の展開は24時間テレビのマラソンに似ているな。
沢山の人に支えられている主人公のデニス。頑張っている人を見ると応援したくなるし、応援してくれる人がいたら頑張ろうと思える。ああ素敵な世界!
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