ハレルヤ

モリー先生との火曜日のハレルヤのレビュー・感想・評価

モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)
4.2
難病で余命わずかな大学講師のモリー先生と、かつての教え子だったミッチ。久々の再会から交流を深め、人生について大切な事を学んでいくヒューマンドラマ。

名優ジャック・レモンの遺作。彼が演じるモリー先生から劇中で多くの名言がありますが、彼ほどの大御所だからこそ説得力と深みが感じられましたね。

誰もがいつかは必ず訪れる死。その死が間近に迫った時、人はどう考えてどう過ごすべきか。その答えの1つは本作に提示されているように思います。

それだけでなく人生観についても学ぶ事も多く、観客側もモリー先生の「人生最後の講義」の聴講生のような気持ちになります。

深いメッセージ性を持った作品ですし、無駄のない物語の進みに美しい音楽、感動のラストもありと、ヒューマンドラマとしての完成度もかなりの高さを感じました。

1時間半という短い時間に素晴らしい魅力が沢山詰まっています。言いたいことは他にも本当に沢山ありますが、挙げていたらキリがないので是非ご覧になってほしい作品ですね。
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