みんみん

箱入り息子の恋のみんみんのネタバレレビュー・内容・結末

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

年齢=彼女いない歴の息子、趣味は貯金、カエルの世話、ゲーム。真面目だけれど内気で自分が何を思っているかもあまり話さない。長年勤めている職場でも昇進したことのない息子を心配に思った両親はなんとかお見合いをセッティングする。そこで出会った女性と息子は恋に落ちていく。
この作品から感じることは恋というのは人を変えるということだ。内気だったはずの息子は恋に落ちたことで日々恋人と話をするようになり、外に出かけるようになり身なりに気を遣うようになった。今まで試みなかった昇進試験も受けるという選択を取り、かなり前向きに積極的な人間へと変化させた。自己肯定感が低い人間が増えている現代で、私は自己肯定感のある人とない人の大きな違いを見つけた。それは歪んでいない恋愛を経験しているかだと。この映画の息子の様子からもだが、正しい恋愛は正しい承認を与え、人として受け入れられた安心感を与える。恋愛と自己肯定感は切っても切れない存在だ。
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