ベルトリッチ監督の3作目で初カラー作品❗️
色遣いが非常にカラフルで、センスを感じる🌈
ロシアの文豪ドストエフスキーの「分身」を自己流にアレンジしたらしいが、ゴダールを意識している監督なので、そんな雰囲気も🤔
これは賛否分かれそうと言うか、人気ないみたいだけど、私は上質のコメディに捉えてとても面白かった😆喜劇でもあり悲劇でもあるけれど...
主人公は大学で演劇のクラスを持っている内気な青年ジャコブ。
オープニングから惹きつけるものがある。
「ベトナム🇻🇳に自由を❗️」と叫んでいるけど意味不明。
小道具も厳選していて楽しい💫
自宅の部屋の中は大量の本が積まれている。
大家のペトルーシカは紳士なおじ様。本人の希望で使用人の立場になっていて、料理を作ってくれたり、運転手してくれたりでジャコブの言いなり😌
言葉遊びをしたり、ファッションもその時代が出ていてハイソな感じ💫
ある時、分身が現れて暮らすようになるが、その分身は冷酷な殺人者で狂気を帯びた変態野郎って感じ🤨
彼女のクララとデートするのは分身の方。キスの仕方とかキモイ。
洗剤を売りに来た女と泡だらけになり欲情していく様はポルノ紛い。やる事なす事に異常性がある。でも面白い❗️
ラストに向い2つの人格に引き裂かれていく苦悩が出ていた。
アイディアが突飛だからこそ芸術的であり幻想的でもある。
音楽はエンニオ・モリコーネなんだけど、これはモリコーネ?と言われてもそんな気がしない感じではあったかな?😁
非現実のシュールさが私はとても気に入りました🌟