ベルトルッチの分身の作品情報・感想・評価

ベルトルッチの分身1968年製作の映画)

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上映日:2013年03月09日

製作国:

上映時間:105分

3.3

「ベルトルッチの分身」に投稿された感想・評価

ekn

eknの感想・評価

4.0
出入り自由な画面と鏡を使ったトリッキーなショット。たまたま昨日観た『仮面/ペルソナ』の演出と比較して楽しめた。
セットアップとか深緑のコーデュロイ?っぽいアウターとか衣装がめちゃめちゃかわいい。色彩感覚が好み。
ゴダールの影響がどうとかは別にどうでもいいけど、2回寝落ちさせる辺りは似てる。
2019/05/11
個人的なベルトリッチ二回目。ベルトリッチの三作目。
こじ

こじの感想・評価

3.8
ストーリーがあるのかないのか

よく分からなかったけど

ゴダールっぽい演出や

他にも今ではやらないような

斬新な表現が多くて

逆に新鮮で面白かった。
ベルトルッチ好きだー
初期作品で、前衛的
はじめのシーン怖い、色彩感覚が好きです
ゾッとする映像
一つは、多くの者が扱ったドストエフスキーの分身。
一つは、当時の前衛藝術における新進気鋭の若手演出家兼俳優ピエール・クレマンティ(CSで観たとき番組の最初に説明があった)の独り舞台。
そして、もう一つはゴダール的カラフルな背景とクレマンティが講師然として若者達の前に立ち、ワチャワチャ何だか楽しい感じ。
僕にはこれも革命前夜の風景を描いた作品に思えてしまう。
なつこ

なつこの感想・評価

4.0
ゴダール真似もここまでできたら気持ち良さそう あとピエールクレマンティめちゃくちゃ好きです
akrutm

akrutmの感想・評価

3.5
ピエール・クレマンティの奇妙な一人芝居が光る、ベルナルド・ベルトルッチ監督の初期作品。大学講師のジャコブが教授の娘クララの誕生日パーティーを追い出されてしまったときに自分の分身が現れ、それ以降分身とともに日常を過ごすようになるというのが一応のストーリーだが、本作品にストーリー性を求めるのは適切な見方とは言えない。

それよりも「若気の至り」と日本の評論家に言われてしまうほどの、ある意味でかなり実験的な映像における、それぞれのショットやシーンそのものの映像美や、そこに映る人たちの奇妙な振る舞いをそのまま楽しむのが良いであろう。または『昼顔』でも気色悪い青年役で出ていたピエール・クレマンティのキモい演技を楽しむつもりで見るのが正しい見方かもしれない。個人的には、色彩の鮮やかさや街並みにを楽しむことができた。特に、ジャコブの着ている緑がよい。洗剤の訪問販売の女性とジャコブが洗濯機の泡まみれになるシーンも個人的には印象に残った。
tomひで

tomひでの感想・評価

3.0
ストーリーは面白くないのですが、若きベルトルッチの演出、画面作りが観ていて楽しい。

オープニングのシャンデリアの影を使った画面演出などは後年の名作にも通じているし、画面の配色、アングル、音を使った演出(無音も含めて)など、全編に渡って普通に撮っていたら退屈極まりないストーリーを飽きずに観させてくれている。勿論若気の至りといった表現もあるが、それも含めてベルトルッチの魅力が味わえる初期作品だと思う。

これでベルトルッチの長編は全て観てしまった。もう新たなベルトルッチの長編作品が観られないという悲しみに耽っております(笑)
tonemuff

tonemuffの感想・評価

3.6
そういえばこれレビューするの忘れてた笑

ベルトルッチの中ではダントツで意味わからんけど、当時彼がいかにゴダールから影響受けてたのかがわかる。
ryosuke

ryosukeの感想・評価

3.4
赤と青の二色のタイトル・クレジット(ベトコンの旗が意識されているようだ)、ぶつ切りのヘンテコな音楽の時点で「ゴ、ゴダール...」と思ってしまう。反復されるフレーズや文章を朗読するような台詞回し、妙なカメラワーク等もゴダールからの影響は丸出し。
では作品の出来としてどうなのかというと、「ダルいゴダール」とでも言うべき最悪の概念が発生してしまった感は否めない。一つ一つのアイデアは面白かったりもするのだが...
一本の映画というよりコント集を見せられている感覚がある。
時代が時代なのでベトナム反戦運動の熱気に溢れているのだが、ガスマスクのせいでキスをできないカップルや、「戦艦ポチョムキン」とは違い誰にも気に留められない乳母車など象徴的な表現で表している点は面白い。
瞼で語る洗剤の訪問販売の女(ティナ・オーモン)のエピソードはインパクトがある。自らの性を売り物にして洗剤を押し売りするという資本主義の悪徳を凝縮してみました感。
階段での男女の出会いに感傷的な音楽が唐突にでかい音で被さるシーンは商業映画への皮肉だろうか。これもゴダール「軽蔑」と似た音楽の使い方に思える。
肥大した影がひとりでに動き出すギャグなどは視覚的にも面白いし、テーマとも関連している。
本物と分身が同時に映っている画で、わざわざどこで分割して撮っているかを暗転によって明らかにしてしまうのもゴダールっぽいメタ描写だな。
ピエール・クレマンティって「昼顔」にせよ「暗殺の森」にせよ気色悪い役ばっかりだったのかな。本作でも流石のキモさを爆発させている。キスを迫りながら舌をチロチロ出したり、腋の臭いを嗅がせようとしたりとやりたい放題。熱演だとは思うのだが、結局作品自体に惹きつけられていないので、後半になるにつれて彼の一人芝居の叫びが虚しく響いてしまった。
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