エス

凶悪のエスのレビュー・感想・評価

凶悪(2013年製作の映画)
3.3
なんとも表現しにくい映画。
冒頭から緊迫感あるシーンから始まり、最後まで見させる面白さは確実にある。ピエール瀧の演じるヤクザの圧倒的な暴力性、リリーフランキーが演じた不動産ブローカーのサディスト振りが、見ていて気分が悪くなるくらい狂気じみていて目が離せない。そこに精神を侵されていくジャーナリスト役の山田孝之が加わり、暗い雰囲気のまま最後を迎える。救いのないエンディングだが、実話を元にしてるので、エンタメに寄せるより、リアルに徹したということなのだろう。
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