Torichock

ノー・ワン・リヴズのTorichockのレビュー・感想・評価

ノー・ワン・リヴズ(2012年製作の映画)
4.0
「NO ONE LIVES/ノー・ワン・リヴス」

リア充やDQNが、なめてた相手にぶっ殺される映画は大好き。
でもそれと同じくらい、"ざまぁ"精神の強過ぎる人間も嫌い。
"丑嶋社長"のようなダークヒーローは好きだけど、某ノーランの関わってる某バットマンはウジウジしてて嫌。

要するに、自分の性格が酷く破綻してるのは分かってる。でも何故だろう?
人が死ぬ映画を見ると安心する。
人が血祭りにされる映画を見ると安心する。
人が無残に殺される映画を見ると安心する。

だからこそ、こんな奴・こんな振り切った奴が出てくる、この映画が大好きです。

分かりやすい悪より、意味のわからない悪の方がかっこいい。
悪者に成りすますヒーローより、ガチで悪いやつが、小悪党を捻りつぶす方がカッコいい。

殺した巨漢男の臓器を全てえぐり出し、死体の中に身を隠す。
な、なんてフレッシュ!

あの画が見れただけでいい。

まるで、胎動の中から生まれ出てきたかのように、液体の中からぬくっと美しい顔を出すルーク・エヴァンスに濡れました。

北村龍平でなくてもいいから、もっともっと続編を。

そして最後の決め台詞で、毎回イきたいです。
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