せびたん

HK 変態仮面のせびたんのレビュー・感想・評価

HK 変態仮面(2013年製作の映画)
3.0
オープニングがアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の映画(スガラムンデイ?)みたいで、ノリがよくてかっこよかったです。いい引用だなって思いました。そのまま高速ギャグで突っ走るところまで踏襲してくれたら私の好きなパターンだったんですが本編が始まると同時にスローダウンしちゃったのは少し残念でした。

ちょいちょいおもしろかったし、こういう題材はウケるんだろうなというのは分かりました。永井豪すごいな、とも思いました。残念だったのは下ネタのバリエーションが少ないことで、1回2回は笑えるネタでもだんだん飽きてきちゃいました。でもこれは好みの問題で、しつこくやられることで逆に笑える人もいるんじゃないでしょうか。

鈴木亮平さんと清水富美加さんががんばってたので、前半は楽しかったです。ふたりのかけあいはめちゃ楽しかったです。本物のあほに見える演技って難しそうなのにふたりとも本物のあほっぽく見えてすごかったです(←これはめっちゃほめてます!)。

けど後半はいつもの邦画の伝統芸的なやつだったんでちょっと退屈でした。アイデンティティの揺らぎからの吹っ切れたぜ!みたいなやつ。あれ、苦手なんで…^^;
この映画がどうのこうのという以前にちょっと無理な感じになって早送りしました。

あれは小説でいうと新人賞みたいな感じなんですかね?監督としてもっと大きな次のチャンスを得るためには、こういうことがちゃんとできるところを見せとかないと駄目みたいな?知らないけどさ…
仕事として考えるとそういうのありそう。そうじゃなければみんなでよってたかって同じ構造の話ばかり作らないよね。という勝手な想像です。笑


続編は…とりあえず見るかも…( ˙▿˙ )
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