雨宮はな

ビフォア・ミッドナイトの雨宮はなのレビュー・感想・評価

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)
2.0
風景に1点、死別した夫の話をする女性の美しさに1点。

セリーヌのヒステリーに関係を投げ出さないで続けようと努力するジェシーの言動には好感が持てる。
が、自分の希望通りにいくように周りを説得するクセは直ってないし、頭の中が古くてアップデートが必要なのは否めない。
デキ婚(2回目)野郎だけど…。

セリーヌは聡明さによって美人に見えていたのにそれがなくなり、感情的で頭でっかちなオバサンに成り下がっていた。
人といる時の態度、何年にも押し込めてきた不安の急な爆発、現実主義ぶった言動をとりつつ男の全面降伏を待つ姿勢など、「これはものすごく現代的女性だわ」と思える。

脚本の作りと演技の上手さに納得。ただ、作品を追うごとに人物を嫌いになる。
ロマンス無し。
雨宮はな

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