元国連職員ジェリー(ブラッド・ピット)は突如、始まった人間のゾンビ化現象に遭遇し、家族とともに逃走を図る。世界が混乱し略奪などが横行する中、軍のヘリコプターで救助されるが、代わりに人間を狂暴化させる謎のウィルスの正体を突き止めることを指示される。
マーク・フォースター監督によるパニックアクション映画だが、マーク・フォースターといえば「チョコレート」「ネバーランド」「007 慰めの報酬」と多彩なジャンルにチャレンジする監督だが、アクション映画としてとても面白かった。その一方、展開についていくのが大変でもあった。
評価としても賛否両論なのは良く分かる。正直、ストーリーがめちゃくちゃだし、サバイバルが適当すぎる。旅客機内の大混乱からの墜落などは、「なんだこれは!?」と言わずにいられない。
それでもこの映画は面白かった。
危機感の煽り方とスリルにやられた感じだ。
ホラー映画がダメな自分にも適度な恐怖と面白さを感じさせてくれた。ダニー・ボイル監督の「28日後...」はしんどいけど、ここまでならOK、って感じ。
あとはブラッド・ピットのカリスマ性というか、信頼感だろうか。
荒唐無稽でもつぎはぎだらけでも許せてしまう。