突如として世界中に蔓延する謎のウィルスの脅威、次々と人間がZ(ゾンビ)へ変貌していく様とその中で奮闘する一人の男の姿を追う。ゾンビサバイバル及びパニック映画。
まず思うのは上映開始から事の発端までの早さがピカイチ、スタートダッシュが素晴らしいなと。そのままあれよあれよという間に巻き込まれ、至る所でピンチまたピンチ、そのスピーディーな展開に一気に引き込まれる。噛まれて十数秒したら猪突猛進で飛びかかってくるZ、その感染力の凄まじさたるや、ゾンビ耐性のない俺からするとマジで怖い。で、わずかな時間で一国が壊滅してしまう様子とか、逃げ場のない恐怖とか、とにかく絶望感が物凄い。このハラハラドキドキの連続で最後まで本当にツルッと見れちゃうはず。改めて見て、敢えてなのか血しぶき描写が少ないことに気づくんだけど個人的にはそれが見やすくて良かったりして。とりあえず事ある毎に血がぶしゃー、うぎゃーみたいなのが苦手な人にオススメしたい。
クールで洞察力にも長けて、とにかく頼れる元国連の調査員役のブラピ、こんな世界ではこんな人とぜひとも行動を共にしたいね。感染前のカウントダウンの描写は非常にお気に入り。オチも、いいとこ着地してる気がする。最初に劇場で見た時の興奮が忘れられないってのもあるんだけど、たまにふと見たくなってしまう一本。
