映画史上最大の悪役と世界中で話題になったカンバーバッチ扮するカーンですが、映画史上最大の悪役です。
正確に言うと、ヒースレジャーのジョーカーに並ぶ史上最大の悪役2トップになりました。(個人的に)
ジョーカーとは悪役の色は違いますが。
最近私がメロメロになっているカンバーバッチを観たさに鑑賞しましたが、贔屓目なしに素晴らしい悪役だった。
立ち振る舞い、出で立ち、冷静かつ優雅なアクション、もう、とにかく素晴らしく美しいです。
生きる芸術の域です。
今世紀最強の天才俳優です。
この悪役カーンはたった1人で連邦軍に戦いを挑むんです!
どの辺りが史上最大かと言うと、出で立ちにすっかり魅了されてしまってつい陶酔してしまい、気がついたら悪に手を染めてしまうほど、人の心を奪うカリスマオーラをぶっ放す悪役です。
激しいアクション後も息切れしないほどにクールで、鍛え上げられた肉体。
悪人のボスに陶酔して従事する部下の気持ちがよく分かります。
今までにこんなにも完璧に心を掴む悪役はいなかった。
残念なのは監督がアクションに力を入れたせいで脚本が空っぽすぎて、その素晴らしさが少し霞んでしまっているところ。
鑑賞後にカンバーバッチかっこいいとなったら、それが正解だと思います。
相変わらずクソつまんねー脚本ですが、ダイナミックな見せ場もあります。
この高得点はカンバーバッチに捧げます。