夏色ジーン

共喰いの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

共喰い(2013年製作の映画)
3.3
感想川柳「憎んでも いつのまにか 同じ道」

昭和63年の夏、山口県下関市。17歳の遠馬は父親とその愛人と暮らしている。普段は明るい父だが、彼にはセックスの時に女を殴る暴力的な性癖があった。戦争で左手を失った遠馬の実母は、そんな夫に愛想を尽かし、遠馬を産んですぐに家を出て魚屋を営んでいる。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにし、嫌悪感を募らせていく遠馬。しかし幼なじみの彼女・千種と何度も交わるうちに、思わず千種の首を絞めてしまい自分にも確かに父と同じ、忌まわしい血が流れていることに気付いてしまう…というお話。

原作も読んだことないしあまり興味無かったんですが、普段は良いおじさん役の光石研がまた酷い親父役ということで気になりました。(菅田将暉はまだこの時知らず)
ヒミズの時も悪い親父で、あまりに別人で気付かなかったくらいでしたから。(^^;

実際観てみたら田中裕子の演技も負けず劣らずで凄い良かったです。(´・ω・`)内容は普通…でもないか、あれがあるから。(。´Д⊂)ラストはオリジナルエンディングらしいのですが逞しいなぁ。

自分も親父のダメなとこを受け継いでるので他人事だとは思えなかったです。(。´Д⊂)