死霊のはらわたのリメイクでフェデ・アルバレス監督のデビュー作。グロすぎて批判されて、その反動で一切グロくないドント・ブリーズを作って一気に有名になったとの話。
そんな話を聞いたので期待していたが、個人的には言われるほどグロくはなかった。もっとやばいの見すぎているせいで麻痺してるだけなので、他の映画と比べると気合入ってるグロと血の量ではある。がR18というほどでもない。
オリジナルの死霊のはらわた1もまだそこまでコメディではないので本作もシリアストーンだが、グロに振り切りすぎて逆に笑えるという作風はしっかりと継承していて面白い。サム・ライミの演出を真似したりとオリジナルに忠実で真面目な作品なので特に意外性はない。後のリブート作品のRISEのほうがアレンジと遊びが効いてて面白かった。
高校教師がさも当然かのように悪魔の呪文唱えて、罪悪感もなく他人に文句は言える面の皮の厚さには畏れ入る。さっさと死ね!
これがないと死霊のはらわたとは呼べないというものがラストにしっかりと用意されているのでシリーズファン、サム・ライミファンは最後の最後で大満足して終われます。