Kei

少年HのKeiのレビュー・感想・評価

少年H(2012年製作の映画)
3.7
2020再視聴

軍国主義の愛国精神一辺倒であったと伝え聞くなか、戦前から外国の方々と付き合いのあった家庭のグローバルな視点から戦前戦中を描く。
原作小説も読んでいて設定やら時代考証に色々物議があるのはわかっているのだが珍しい視点の作品なので時間を使う価値は十分にあるかと。

原作よりもわかりやすい山場を追加してるのでエンターテイメントとしてよい改変なのではないかと思う。

とはいえ戦中までで言いたいことを言い切ったのか終戦からの描写はいささか雑で尻すぼみな印象は否めない。
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