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まぼろしの市街戦のUSKのレビュー・感想・評価

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)
4.8
いつの間にか1,600本目。毎朝早起きして仕事前に一本鑑賞。そこまでして俺は映画が観たい!! w

【戦争は狂人ですら呆れ果てる】

オールタイムベスト級!ジャケからは想像も出来ない程の傑作。

テーマ自体は少し重いのだが、ファンタジックな世界観は非常に癖になる。鑑賞後すぐに二度目を鑑賞してしまいました。

戦争で住民皆が逃げ出した寂れた街。取り残されたのは精神病棟の狂人と動物だけ。その街に仕掛けられた爆弾の爆発を防ぐ任務を任された主人公はドイツ兵に追われ、偶然見つけた精神病棟に逃げ込む。難を逃れた主人公だったが、ハートのキングと名乗った事から狂人達に王様と崇めたてられるようになる。ドイツ兵が去り、精神病棟を抜け出した主人公だったが、事故に遭い気絶してしまう。そして目が覚めたら街が狂人の天国と化していた。

常にお祭り気分で台詞も笑えるし、汚い言葉は音声がとぎれ、人が死ぬシーンでは血が全くでない。しかし観終わると戦争の残痕さや虚しさがじわじわ来るんです。
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