このレビューはネタバレを含みます
静かに心温まる映画。
セリフのひとつひとつがウィットに富んでいる。登場人物に悪い人間が出てこないので安心して観れる。(ちょい役のピエロ男は例外…?)
主人公のモンテと隣人家族たち&カールが親しくなるにつれ、まるで狂っていた歯車が噛み合うように、少しずつみんなの人生が良い方向に向かっていくのがすてき。
結局モンテと隣人母であるシャーロットがくっつきそうになるのは「あれあれまじか」とも思ったが、そこはモンテが劇中でも言っていたように、愛の行方は誰にもわからないのだから良しとしよう。
ちなみに本作の原題は『The Magic of Belle Isle』といって、邦題とは全然違う。ベルアイル、つまりはミシガン州デトロイトにある避暑地の島(=この映画の舞台の島)がそのままタイトルになっている。