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不運な人々のlemmonのレビュー・感想・評価

不運な人々(1921年製作の映画)
3.7
信じる心は救われるって、どの宗教も同じようなものなのに、キリスト教はユダヤ教を信じるものを許さない。
あーほんとアホくさい。意味わからん。矛盾やろが。


これまで観たドライヤー作品の中ではダントツで物語がわかりやすく観やすい。
ヒロインの幼い頃からの信仰心の葛藤。
彼女を悪く言う輩の配役に、ドライヤー監督の悪意を感じる。みな顔が醜い。これはこれでなんか嫌だなあ😅。


畳み掛けるラストの群衆の描き方はほんと今観てもすんばらしい!
出てくるのは一般市民だけ。誰が悪なのか?
もうわからない。
怯える先にいるのは権力者達か?


いつの時代も被害者は普通の人々。
シンプルな物語の中、受け取れるメッセージは奥深い。


不運な人々。
なかなかでした😀。
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