不運な人々の作品情報・感想・評価

『不運な人々』に投稿された感想・評価

4.0

フィルムの欠落のせいか字幕が多すぎる。脚本が中々複雑で、英語字幕だけだとこの人ら誰だっけ?となってしまう。自分の責任だけど。
とはいえショットの強さはさすがで、川を行くボートをはじめ屋外のショットは…

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ドライヤーが、ドイツの映画会社に企画を持ち込み、製作が了承された作品。映画の舞台はロシア。反ユダヤ主義、秘密警察、スパイなどで織りなす話で、クライマックスはユダヤ人虐殺。
現存する唯一のプリントは、…

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ゆう
3.8
初期の作品群でも上位に入る。

異空間の同時進行だけでなく、異なる対象が同一空間に侵襲する事や、視線を使った離れた空間または異空間との切り返し(視線の交錯)が面白い。
菩薩
-

隣り合う者達がたかだか信じるものが違うくらいで互いの手に武器を取り歪み合い殺し合う事の理不尽さを既に100年も前に見事に訴えかけていると言うのに今はこうして迫害されていた者達が意気揚々と迫害する側へ…

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2.8

【政治的リアリズム】
ドライヤーによる四作目。

色々なところから影響を受けていて結構ゴチャゴチャしてる印象。
社会主義リアリズムの先駆的手法や役者としての素人起用、ラング的な陰影、グリフィス的な物…

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ドライヤーは、怒れる群衆の撮り方が本当に巧い。
私は映画を観る。偏見と憎悪に押しつぶされていた自由を求めて。

ドライヤー監督がデンマークを離れて初めてドイツで制作した4作目。20世紀初頭、帝政ロシアで生じたユダヤ人大虐殺の悲劇をリアリズムで描く。実話小説「互いに愛せよ」の忠実な映画化。

ドライヤー監督が強…

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これはべらぼーに面白い。ドライヤーのなかで、最もアメリカ映画的というか、クライマックスのロシア人⇒ユダヤ人の暴動シーンなんかそうだし、凝った脚本と登場人物の多さもそうだ。
銃を突きつけられてからの、…

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もはや兄貴と呼ぶのもおこがましい
人の配置とか空間の使い方完璧すぎて圧倒される
ずっと見ときたい写真集作らせてお願い

<概説>

帝政ロシアにかつて生じた歴史的大虐殺。その当時のユダヤ教徒の苦難と、一人の女性の激動の生活を通じて描く。

<感想>

1921年といえばチャップリン等の娯楽映画隆盛期。

既にパントマ…

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