アイデンティティ混乱しまくり❕
見てるこっちもわけがわからなくなってくる。完全に巻き込まれた。
「11人の人格を演じながらパリを巡る!」って作品紹介のところにあったけど、もう人格の規範超えてる。切り替わりが激しいので飽きることはなかった。
11人を演じてるオスカーすら役柄かもしれない。無限なメタフィクションに感じる。段々ストーリーの中での現実感も薄れていく。
せりふの突き刺さり方がえぐいくらい。別の角度からあれこれ再考するとおもしろいかも。どの言葉に反応したかで自分の心の内がバレそう笑
「罰はおまえがおまえとして生きることだ」「美しさは見る側の瞳の奥にある。見る側がいなければ」あたりかな、私は。
演じることはおっけーなのに嘘はだめって理不尽すぎて笑ったけど、世の中もそういう感じあるよね。建前はむしろ推奨的なやつ。
終盤のミュージカルっぽいシーンだけちょっと退屈に感じたかな。
なんだかんだ中毒性があって何度か見返してて評価もあげました。