ホーリー・モーターズの拘泥のレビュー・感想・評価

これはどちらかというと監督が自身とか映画とかと折り合いをつけようてしてる映画なようで。原動力は行為の美しさ それは見るものに宿るもの って辺りの会話が切実だな。ゴダールっぽい感じのシーンだった。演じるっていうことはずっとこの通りなのにね。その時に原動力は最初と変わらないってオスカーは言っていたけど変わってる事物と失われるそれへの憧憬はその歴史を確かに辿ってきた人にしか真に痛感はできないだろうから、これをレオス・カラックス初手に選んでしまったマジバカの俺に感じ入ることはできないよ。