前作、とことんクズに徹していたフランクに対し、今作の主役はトニー(マッツ・ミケルセン)。
彼は出所して、心を入れ替え生きていくと決意。コペンハーゲンで最も凶悪なギャングである父親の元へ向かいます。
真っ当な生活を送りたいと願う一方で、彼が何より望むものは、父親に認められること…
そして彼なりに考え、父親のためにフェラーリを盗んできたりします。それを得意げに見せ…案の定、父親に殴られます。すぐに足が付くのは分かりきった事…なんておバカでクズで可愛らしいのか……
前作で観たトニーは、ヤンチャでお調子者でセクシーでしたが、2で観るトニーはちょっと様相が違い、相変わらず見た目はイカついですが、父親の前では、中身は子犬のよう…目の奥が常に怯えています。
そして、トニーと父親という親子関係に加え、なんと、トニーにも息子が…そのことが彼の人生に大きな転機を与えることになるのです。
今まで誰からも必要とされてこなかったトニー…彼が出会う、自分を必要としている存在である息子！
明らかに彼の中で何かが変わりました。
そして彼のとった行動は…
流れるような展開、映像に引き込まれます。
ラストシーンもクールで刺激的！
大小2つの後頭部！RESPECT の文字が光ります。
息子にリスペクトされるように頑張れーっと心の中で呟きました。
