てるる

プッシャー3のてるるのレビュー・感想・評価

プッシャー3(2005年製作の映画)
3.8
プッシャー三部作のラスト。
三部作の中では1番記憶に残ってた。

なぜならグロいから。
あの解体シーンはエグい。
豚の解体やったことあるけど、まさに同じ感じ。

今回は1作目でフランクを追い詰めた麻薬売買組織の元締ミロが主人公。
表向きはレストラン経営をしつつ麻薬売買は細々と続けてるけど、外国人組織が台頭してきて力が弱まってる感じ。

娘の誕生日パーティーを成功させようと奔走する中で、麻薬売買のトラブルで右往左往。
1作目のドツボ感が戻ってきた。

1作目、2作目であんなに偉そうだったのに、顎で使われるシーンが何とも切ない。
怒りに任せての行動とはいえ、ちょっとだけ良いことするので応援したくなった。

そして土壇場で助けてくれたのが堅気になってたアイツ!
1作目で何気なく話してたのが伏線になってたのでテンション上がった。

堅気になったとはいえ、やっぱ悪事はお手の物で人間解体をテキパキするのは頼もしくも恐ろしい。
怒らせちゃダメなタイプだよなぁ。

しかしミロの娘も負けず劣らずの強者で、ワガママかつクズだった。
あんな看護師イヤだわ!

外国人のプッシャーがクリロナ似だったな。
若い世代が昔の大物に物怖じせず勢力を増してる感じが、日本でヤクザが弱体化して半グレが台頭してる状況と重なってしまった。
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