このレビューはネタバレを含みます
なかなかおもしろかった。
上川隆也以外のキャストが皆どこかミステリアスでエロティックな雰囲気。
裸形の遺体が出てくる以外は性的描写はほとんど無いのだが、このキャストの醸す雰囲気がネットリとした濃厚な空気を充満させている。
母役のキャストが皆豪華!
そして病んだ息子役が「身毒丸」の武田真治つうのもピッタリです。
母のかいなから出て荒野に立った時、ひとは自分の人生を歩み始める。
主人公は憎むべき殺人者のみちびきによって荒野(人生)へと踏み出した。
そんなラストがグッとくる。
優しさと厳しさどちらも演じられる上川隆也でナットクのラスト。
なにしろ名探偵オーラ出てるよね。金田一役、石坂浩二の後を継ぐのは彼だと思ってました…。
武田真治もよかったが、わたしはカッコいい高橋恵子が大好きなので、めちゃツボりました。もうそれだけで見る価値あった…(//∇//)