トニー

ブロンソンのトニーのレビュー・感想・評価

ブロンソン(2008年製作の映画)
3.9
時計じかけのオレンジにも共通するテーマ性を感じました。しかし彼イコール純粋悪というふうには描かれていない気がします。自身の持て余す狂気や凶暴性というもののはけ口を見出せずに困惑しているように見えるのです。ここは時計じかけのオレンジと違うところかな?また彼にとってその糸口が絵画であり芸術であったのかもしれません。逆に言えば、狂気や凶暴性というものをはらんでいなければそれは芸術としては成り立たないのではないか?そんな風にも思いました。これは完全に僕の持論ですが…
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