冬の亡霊

吸血怪獣 チュパカブラの冬の亡霊のネタバレレビュー・内容・結末

吸血怪獣 チュパカブラ(2011年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

UMA好きや学研ムーを読み耽る諸兄にはそれなりの知名度を誇る南米のチュパカブラですが、外国人の間でも日本でいう河童くらいのレベルでしか信じられてないようです。

医学校に行ったのにヤク中を妊娠させた為に放校になったとかクズエピソードには枚挙に暇がない主人公のハゲメガネ(途中でメガネは吹き飛ぶけど)が、休戦協定を結んだものの対立している一家の姉と付き合ってロミオとジュリエット的な関係になったけど主人公が逃げたので姉が滝に身投げする回想シーンで唐突に差し込まれるおっぱいとかもう正直チュパカブラほったらかしでストーリーが進んでいきます。

途中で謎の肉を食べて緑の吐瀉物を浴びせあうシーンとかカニバリズム脱皮おじさんとか報復抗争の銃撃戦でフレンドリーファイアーしたりと面白シーンは意外と多いのだが、肝心のチュパカブラは…と思っててやっと出てきたチュパさんが仮面ライダーのイグアナ怪人ばりの着ぐるみ感で兎に角マウントをとってタコ殴りにしたがるし血を吸ってミイラ化するみたいな描写が無くてもうホントがっかり。

最後の共闘はそれなりに胸熱展開で良かったけどラストの謎の感染みたいなの何なんですかね。あれ要らなかった。

大部分が超くだらないけど、血がブシャブシャ吹き出すようなグロめのゴア表現は多く、耐性がないと結構キツいかもしれないので注意。

あと思ってたよりBGMがチャカポコしてて民族音楽ぽくて良かったです。