このレビューはネタバレを含みます
相手の不覚後に対し怒りを滲ませつつもぶっきら棒に台詞を放つ、その坂口拓の演技が俺は好きで好きで堪んねえんだよ。
今回のそれもばっちり決まる場面でこそ飛び出すじゃん、だからうっかり射精しちまうかと思ったよね。
んで問題のワンカット撮影部分、終盤はもう消耗してふらふらになってんのに刀の疾さは序盤と比べてもまるで衰えず、なんちゅう集中力してんだと半ば呆れつつ眺めていたところで。
追加撮影分に於いて益々疾くなってるってえとんでもねえ落ちを、いやさ結末を用意してあって。
詰まり、出落ち臭芬々のあたおか案件と思わせておきながらしっかり見世物として成立させる辺り、誠実な映画人として信頼に足るしそしてやっぱりあたまがおかしいわ、坂口拓。