LEONkei

大臣と影の男のLEONkeiのレビュー・感想・評価

大臣と影の男(2011年製作の映画)
2.5
莫大な赤字を垂れ流し続けるフランス〝国営鉄道〟の民営化計画に、賛成派と反対派の双方の政治家が対立する政治ドラマ。

結局、政治家は政治屋でしかない。

例え政治信念や理想を力強く民衆に訴えても、自らの命と理想を天秤に計れば命を選択する。

反対派運輸大臣の運転手を勤める彼のような存在が象徴的で、自らの存在・意思を消し政治に対し無関心にさせる事は悲劇でしかない。

本当は自らの生活を見れば、無関心でいられないはずなのに。

民衆の無力感による諦めこそ、政治をさらに腐敗させるだろう。

無関心という自らの存在を消して、人々は生きなければならないのか..★,
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