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朝食、昼食、そして夕食の女のレビュー・感想・評価

朝食、昼食、そして夕食(2010年製作の映画)
3.7
どんなに楽しくって美味しい食事会も、「あの時のメンバーで同じものを食べたい!」って、あんまり思わない。その時その一瞬が、最高のスパイスだから。…つまりそういうことを、割とアンラッキーな事例を用いて言いたいんだと思うの、これ。

人間観察目的で鑑賞する分には、とっても楽しい映画です。おまけにスペインが舞台だ。私は興味が先行して退屈さは感じなかったけど、映画を観る感覚で挑んだら負けるかもですね。食の放浪記的なテンションでの鑑賞を勧めます。


小さいエピソードが色々あって、登場人物も多い。勿論「この人調子悪くて苦手だな」って人もいて、それもまた良いなぁ。偏ってないから。
中でも、朝から酔っ払っていた男性2人、下らなさがリアルで観ている私もずっとヘラヘラしてしまいました。昔からの仲間と飲んだ朝方は大体あんな感じになるよね。あ、なるほど、アドリブで撮っているのね。
全体的に茶色いもの食べている時の方がハッピーな作品。うーん、やっぱりこれ、結構好きだな。
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