Saori

愛のコリーダのSaoriのレビュー・感想・評価

愛のコリーダ(1976年製作の映画)
3.3
性愛の果てにある物語のうちの一つ。
男女の機微がよく描かれている。
というか、性に対峙した時の女かな。
大人になってから見るといいと思う。
変態ともサディズムともフェチズムとも思わない。人を殺めて死体を切断した罪があるだけの女。当時の阿部定ブームがどんなものだったのか知らないけれど、共感、親近感が容易に湧く物語。

吉つぁん、どんなに彼女が可愛くとも、そこはもっと話し合って擦り合わせようよって思うところが随所に。

この結末は、素の彼女をそのまま受け入れ、煽った彼の存在があって成立したものだ。

結果がいいのか悪いのか。吉さんに会えたら聞いてみたい。
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